令和のビートルズが愛しい(BACK BEAT-1幕)
文章書くの苦手なのですが、いま書かなきゃ!という気持ちを駆り立てられたので。
BACKBEAT 東京公演(5/25〜6/9@東京芸術劇場プレイハウス)お疲れさまでした。開幕を待ち遠しく思っていたけど、始まってしまったらあっという間だったな…
兵庫・愛知・神奈川とまだ残っているけど、それもすぐに終わってしまうと考えると儚く消えてしまう令和のビートルズが愛しく思えて仕方がないよ!ということで、今回の舞台の軸であり、舞台を華やかに彩ってくれるライブシーンについての感想を(※主観のみですので要注意)。曲番号はBACKBEAT公式パンフレットより。
1-A/1-B〜2. Johnny B Goode
始めてベースを触る戸塚スチュのたどたどしい指使いにかっこよく完璧に歌を乗せてくる加藤ジョン。もうここから2人の素晴らしい関係性が伝わってくる!ライブシーンは全編原曲通りの英語詞だけど、あえて最初だけ日本語詞なのも良いよね… スチュとジョンの始まりの歌。
「ジョニー・B.グッドは勉強はできないけどギターだけは上手だった、いつか大きなバンドのリーダーになるだろう、迷わず進め!」って意味の歌詞がもうエモい。
ブルーノにアピールするために5人全員がお行儀よく下手セット上方を見上げて演奏しているのが非常に愛らしくて好き。
3.Good golly, Miss Molly
しれっと行なわれる舞台上での生着替え(笑)と、「Make it show!!!!!」を命じられてぎこちなくぴょんぴょん跳ぶだけのビートルズ、可愛い。
4.Blue Moon of Kentucky
JUONさん歌うますぎ〜〜!?!!??って初めて聞いたときなりました。この素敵な曲をBGMに女の子と遊んでる()ジョンとスチュは罪深いよ。
ポール、ジョージ、ピートのトリオは平和な空気感しかなくてめちゃくちゃ癒し!「俺たち3人でもいい感じなんですよ!」そうだね、その通り!
5.The Sheik of Araby
辰巳くんのソロ。ジョージって最初から最後までずっと可愛いの。可愛いの天才だよ。辰巳くん、慣れないギターを弾きながら歌も歌ってすごい。声が可愛い。すごいよ。辰巳くんすごいよ。これは褒めるしかないです。
6.How Much Is That Doggie in the Window?
「ピートが歌います」って無茶振りされてマイクの前に立ったピートが、渋々と歌いだす時の
ピート「Eくれよ」
ジョージ「E(良い)でしょう」
のやりとり、毎回クスッとさせてもらいました。とても良い雰囲気。
ピートの歌に合わせて手拍子叩けて楽しかった〜!合いの手の「ワンワン!」めっちゃ可愛い。ポールとジョージ可愛い。ポールがピートに「お前が抜けたらレパートリーにするよ!」って声かけるのも好きだったなあ、きっとピートがいなくなるなんて全く想定もしていない頃。3人の圧倒的平和感。好き!
7.Twenty Flight Rock
ジョンとスチュがさぼりから戻ってきて5人のライブ再開。ジョージのギターソロがカッコいい!!曲の途中で、ふらふらしながら歌って楽器を弾く5人……この疲れた演技が素晴らしい。特に辰巳くん。アンプにもたれるように座り込んで、疲労が滲む表情でギター弾いてるんだけど、途中で弦を上から押さえながら弾いてるんです。わたしギター全然弾けない人間だから、え!?そんな弾き方あるの!?!!って毎回思ってたし、毎回すごいな〜ってなってたよ…ほんとに初心者なの……?
戸塚くんはサングラスをしているので疲れてても楽しそうでした(雑)
8.Long Tall Sally featured song Hound Dog
クスリをキメてハイテンションで演奏するジョンスチュポールジョージに対して、呆れながらも心配そうな顔で冷静にリズムを刻んでるピート、っていう構図が面白かった。ハイになってるっていう設定でも演奏がちゃんと成立しているのもすごかった。JUONさんの喉ってどうなってます??ハイトーンがすごい。でもとにかくみんな頭イかれてるの、見てて心配になるくらいイかれてて、食欲抑制剤強い……
アストリッドはこの演奏を見て「私はロックンロールが好きだった」ことが分かるんだけど、これを好きって言うアストリッドもなかなかヤバめの感性をお持ちでは?
アストリッドが写真を撮ってくれることになり、尾藤さんの迫力ある歌声に合わせてノリノリなビートルズ。車のセットがとても可愛い。写真を撮る瞬間、アストリッドに向けてポーズを決めるんだけどどのポーズもほんとに様になっててかっこいい!ジョンとスチュが車のボンネットに乗って肩を組んでるポーズが特に好き。
9.You've Really Got a Hold on Me
ここにきて初めてのスローテンポな曲。和樹さんの声がとにかく良い〜〜〜!途中でスチュが抜けるからベース音が無くなって、この舞台が全て生演奏で作られていることを再確認する。ジョンとポールのハモりの美しさが最高。
10.A Taste of Honey
「売春宿の地下でロックンロールをやっている」メンバーが即興で歌うのがこれって!ずるいよね!?これはケンプフェルトもギャップにやられたはず……
JUONさんの優しいギターの音に乗せて、1人芝居の戸塚くん。すごくすごく戸塚くんを感じられるシーンだった。スチュだけど、戸塚くんでもある。
「彼女は俺が好きだ、それは知ってる。だからって俺に何ができる…?」戸塚くんの寂しそうな顔が目に焼き付いて離れない。
11.Rock and Roll Music
ノリが良くてかっこいい。洋楽無知な私でもこの曲は知ってた(^○^)ジョンとポールがハモるところは毎回鳥肌が立つよ〜!1幕の中でも特に5人とも楽しそうに演奏してたなあって印象があって。演奏を見てるケンプフェルトもニコニコしてて、お店のスタッフもお客さんもみんなニコニコしてて、ビートルズが大きくなったんだなあって感じられる1曲でした。
12.My Bonnie
鈴木壮麻さんの声量がすごい!!!!!!そのすごい声量をかき消すビートルズの伴奏とコーラス!!!!!!とてもおもしろい(笑)ケンプフェルトもすごく面白かったって言ってた!
「聞こえないんだよ、俺の声が〜〜!」
これをきっかけにレコードのB面に1曲収録させてもらえることになったビートルズ、でもスチュはいない。仕事より女優先するなんてただのクズだぞ(怒)と思いつつも、「君がここに来ようって言ったから。エルベ川で写真を撮ろうって言ったから!」ってあの美しい顔で言われたら全て許してしまうよね…
13.Ain't She Sweet
和樹さんのボーカルのみ。シンプルに歌が上手い。歌い終わりに「どこにいるんだよ、スチュ…」って一言つぶやいて捌けていく後ろ姿、せ、切ない、、、、
色気溢れる歌声の後ろでスチュとアストリッドのラブシーン。すごく綺麗だった。戸塚くんにはどんどんこういう役やシーンにも挑戦してほしい!なんと言っても美しいからね。
14.Twist And Shout
ポールが弾いてたラテン調の曲をワイルドにしろ????って、そんな無茶なって思ったけど、音を変えて和樹さんの声が乗るだけで確かにワイルドに…!ほんとにジョンとポールは天才なんだな……!
クラブを昇格することになって喜ぶビートルズ可愛い、喜びのあまりジョンに飛びついちゃうスチュとても可愛い!戸塚くんが飛びついてきたのを片手で受け止めて抱き上げる和樹さんの体幹とは?謎。
15.Money
熱狂するトップテンクラブでのライブ、ビートルズの人気も上々、世界へ羽ばたくのはこれから!って時に、スチュはアストリッドといること、絵を描くことに専念してしまう。曲の途中にスチュが楽器を置いていなくなってしまうのを見てるジョンの目の寂しさが辛い、、、、
スチュがステージを降りたあとジョンも演奏をやめてしまうんだけど、最後まで演奏し続けるポールとジョージとピートが健気すぎてやっぱり3人を推すしかないです(真顔)あんな自分勝手な2人に振り回されて大変だったでしょう、、怒っていいんだよ、、、笑
スチュを取り戻しに行くジョン、全てを分かち合うことを誓った2人、しかし無残にもリバプールへ強制送還されることに……でも最後までスチュはアストリッドのことしか考えてなかったね。ジョンが報われますように(1幕の総評)
続きはまた書きます。